"人間と性"懇談室6月例会 感想
2011.6.22
6月懇談室例会感想
『高橋 鐵 たかはし-てつ に出会う』 話題提供 森川 明
高橋鐵は性風俗研究家として性愛 態位論 性具などを通して性の解放者として濃密な性体験報告書など発行し、わいせつ図書とされ逮捕されている。
戦後は性科学の研究に転じたとあるが、日本最初の性科学者『山本宣治』と対比すると、山宣は科学的性知識により〔性的自律〕〔産児制限の普及〕〔無知からくる性的トラブルの回避〕等を促す事により、性欲と理性のバランスの良い共生、すなわち人間学としての性教育が不可欠であると説いているところが『高橋鐵』との違いではないかという気がしました。
例会の最後に、Aさんが『我が人生』を語る中で、奥さんと別れ12才年下の不倫の相手と結婚する事を辞め、再び奥さんと娘さんとの《家族としての絆》を選んだと聞き、何故か私までホッとしました。
“人間の生と性”は、うわべの形やテクニックでなく、正しい性知識を学び、内面性の密着や絆、価値観の共有であると改めて感じた例会でした (桂木 詩織)