"人間と性"懇談室5月例会 感想と報告
『ヨミドクター 「ミチコさんの人“性”塾」ブログより
人生90年の性愛 楽しみましょう!』 2011年5月30日
★ ブログについての報告
ミチコさんの人“性”塾 ブログについて
初めに、このブログ開設に至るまでの経緯を、報知新聞企画開発室の松尾さんから報告していただく。
ここのところ中高年の性はすごいぞという声を聞き、興味を抱いた。HPで相談室を開こうかと考えたが、すでに開設されていて(読売の岩永さん、産婦人科医師の北村さん)、もっと日常生活のレベルを通しての人生案内的なものがないものかとイメージし、高柳先生のお力をいただき読売に打診した。
2回目でパスし、5月2日に立ち上げることができた。第一回の先生の文章に多くの方が共感されたのか、ヨミドクターとしては一番アクセスが多かった。需要があることが証明された。毎週月曜日に更新される。
★ ブログの中身をピックアップしたレジメを読み合わせ、意見と感想を出し合う
- ブログにコメントを寄せた方は、年齢・境遇など実に様々な人たちである。ブログといってもピンと来ない世代だが、「人生90年の性愛を楽しみましょう!」のフレイズが効いたのかも。
- 中高年の人に思いが届いて率直に身辺を語っている。高柳先生に触発されたのでは?
- ブログにあるコメントに高齢者の女性の性について、「高齢者の女性には気をつけろ」が合言葉になっている。恋の相手は若い人が良いに決まっている。でもその思いが悲惨な事件を引き起こす要因となっている」文章がつながらない気がする。
- ブログに対し真面目に答えない、茶飲み友達になりなさいと軽く答えたい。この話は自分の生き方が含まれてくるので・・・。
- 今は、アタックするのは女性側、それだけ女性が強くなってきている。
- 自分の意見をつぶやく、良心的なブログだと思う。
- 今の若者は結婚できにくい状況におかれている。高収入だけど結婚できない。コミュニケーションが発達しすぎているのが災いしているかも。
- 30才副社長の弁・・・女の子と付き合う方法を知らない。合コンまでは行くがそのあとどうしたらよいか分からない。携帯とかネットとかが急激に発達している割に、人として相手にどうアピールしてよいか接し方を知らない若者が多い。コミュニケーションが希薄になっているから結婚したくない人がふえているのかも。
- 最近ある番組で、この大震災の後女性の結婚観が変化していると放送していた。一人暮らしの女性が、「一人だと不安」「家族と一緒に住みたい」「子どもを創り家族を大切にしたい」こういう思いでいま結婚相談所に登録する女性が急増しているとか。
- そういう意味でも素敵な恋愛小説を読みなさい、恋を育てるプロセスを勉強しなさいと発信したい。文明が恋を育てるのだから。
- この懇談室でよく言われる、セックスはインサートだけでない。たとえば耳掃除でエクスタシーを感じられたりする。
- 相手の人に何をしてあげられるか。セックスだけに捉われず、家事を手伝ったり精神的な部分で奥さんにうまく伝えるのも大切。
- 長年クリーニング屋さんを営んでいた友人がお店を閉じた。子ども一人と夫婦の3人暮らし。震災後の計画停電のとき久々にご主人の手が伸びてきた。気持ち悪かった。昭和16年生まれ70才。いくら停電でも嫌だ。こんな状況で喜びを感じ取った人は少ないのではと思う。
- 60歳だが寝室は別。 私は原発反対だが主人は違う。思想が違いすぎる。夫婦は寄り添っていなければだめだ。
- 食欲、物欲、性欲など消えて総て終ってしまうと人間は質素に生きると思う。世界について話したりすることがエロスだったりする。もっと楽しいことを見つけられる。
- 40代の夫婦生活を円グラフにしているのを見た。セックスをどのくらいするか? ほとんどしてない。
- 一般的に性に対する認識が不十分すぎる。私はまわりから夫婦という感じがしない、同志みたいだとよく言われる。自立していないカップルが多い。相手に充たされず、避難所としてのオナニーで満足している。楽しみ方求め方を工夫し、性の求め方(会うだけでもいい)を模索して欲しい。
- 夫婦の在り方についてはほとんどのケース、セックスレスの関係だと思える。先日友人が、ご主人以外の男性と電話したことないという言葉を聞いてショックだった。