"人間と性"懇談室6月例会 感想と報告

                                                    2009年6月25日

    『東電OL殺人事件その2

 話題提供: 後藤重三郎

 「東電OL殺人事件その2」(話題提供者コメント) 

  以前例会で論議しつくされずに終わった「東電OL殺人事件」

を、再度検証します。

 昼間はキャリアウーマンであり、夜は「夜の女」となった被害者の性と生を見つめます。

 逮捕され現在も服役中の犯人とされた男性については、冤罪の可能性があるとも言われています。

 被害者、加害者共に興味ある事件です。

                

 東電OL殺人事件その2」(参加者感想)

 

 1997319日に起きた「東電OL殺人事件」について。

 東電のOLだった渡辺泰子が井の頭線神泉駅近くの空きアパートの1室で、何者かに絞殺された。

 事件後のマスコミの報道は実に興味本位で、真実に迫りうる報道はなされなかったようだ。

 一人の女性が昼と夜の二つの顔を持ち、なぜ売春して稼いでいたのか、少しづつ興味が芽生えてきた。

 彼女の“生と性の生き様”が、何とも奇怪で理解しがたく、どうしてあそこまでお金に執着したのか、謎が増すばかり。

 議論は噴出した。「父親に比べて見下げ果てた自分」「汚い自分」を処罰したい衝動にかられたのでは。自虐と自己愛の狭間で揺れ続け、心と身体が分離され、「堕ちるところまで堕ちてやる」的な自暴自棄に陥った。生き方の美学が「破滅」だった等など。

 また容疑者である不法滞在のネパール人、ゴビンダ氏の話にまで及ぶ。

 彼は足利事件の菅家氏と同じく「冤罪」ではないか。奇しくも、1997年は「酒鬼薔薇聖斗」事件が起きた年。

 残虐で到底凡人には理解できない諸々の事件が起きるたびに、真の「性教育」の必要性をひしひしと感じ無いわけにはいかない。 (高松アヤコ)