"人間と性"懇談室「ジェンダーってなんじゃ ?」勉強会 報告

                                                  2021年4月24日

   

    テキスト『ジェンダーってなんじゃ? Q&A』による学習

 

● テキスト読みあわせと話し合い

 ○ 自己紹介と問題意識

 

 ○ アンケートに基づいた話し合い

 

 ○ ジェンダー平等に関して共産党の立場からの発言

 2020年のジェンダーギャップ指数によれば、日本は156か国中120位。経済分野では117位、政治分野では147位で、最下位に近い。G7参加国中でジェンダーギャップは最下位。

 東京でのコロナ関連では、56%の女性が非正規で、休業手当も無い場合が多い。女性の地位が低いために、問題が増幅されている。賃金格差の是正を目指さねばならない。ケア関連の労働は、社会的労働として低賃金になっている現状がある。

 ギャップ指数の改善には、社会的意識の改善だけでは無理。参院選での男女同数は努力目標のみ。衆院選や都議選では努力目標も無い。バイデン政権では女性が40%越えだし、ベルギーでは男女同数になっている。森発言に象徴されるように、政治の分野が147位になっている。国連への直接請求の批准もまだされていない。都議会では、夫婦別姓の国への提案が自民党の反対でできていない。同性パートナー問題、校則問題なども進んでいない。

 痴漢問題は、「カロウシ」同様「チカン」で外国にも通じてしまう恥ずべき問題。「犯罪」として認められてこなかったかも。女性差別の社会的温床のひとつ。

 1971年頃から始まった女性差別撤廃運動が、今では一人ひとりの尊厳と多様性を尊重する社会に繋がる運動へと発展してきている。共産党は、以前から男女平等に力を入れてきた。2020年の党大会で、ジェンダー平等が柱として位置づけれた。