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研究員 岩淵成子

  2012.11.12

   「ビバ 2歳児」 

同じこと 違うこと 

 

 

 2歳児にとって「同じこと 違うこと」はどうなっているのか考えてみたい。

  息子の家から孫を連れて遊びに行こうとした時、あいにく小雨が降り出しいつもの公園は不可となった。近くには小さな「子どもの家」があるが、そこには乳児向けの滑り台くらいしかないから、孫はすぐに飽きてしまうと息子の言。しかしそこしかないし、何とかなるだろうと、とりあえず出かけた。  

 

 なるほど。ちいさな滑り台があった。孫は3回もすべると飽きてしまった。 そこで「バアバの知恵」発揮。 

 階段を上って滑り降りることに飽きたのだから、滑り降りる方から上がって階段を下りることをしたらと提案。 

 孫は、全く新しい遊び方だと認識し、初めは滑りながらもせっせと繰り返し、斜面を上がれるようになった。

 スムーズに上って降りられるようになって、5,6回調子よくできると飽きてしまった。そこで今度は、横向きに滑らせてみた。またまた新しいこととして、上機嫌で繰り返した。

 それに飽きると、頭を下にして滑りおりてみたらと誘導。

 「こわーい」と言っていたが、手を添えてやると何とかできた。2、3回やるうちに、自分で降りられるようになり、ひとりでできたと喜んで、かなり長く滑っていた。逆さに見える視界も面白かったのだろう。 

 結局、滑り台だけで30分くらいも遊んでいた。滑り台は階段を上って滑り降りるものとの「固定観念」をおとなが持っていると、それで終わってしまうから、子どものほうもすぐに飽きてしまうことになる。

 すべる方向や身体の向きを変えることは、おとなにとっては「同じ」範疇に入ることだが、2歳児にとっては「全く新しいこと」になる。 

 ひとつの遊具で遊んでも、方向とか、やり方を少し変えて試させると、そのたびに「新しい遊び方」と捉えて、飽きることなく遊ぶのが2歳児の特徴だと思う。 

 同じ2歳児でも3歳に近くなれば、本人が新しい遊び方を創造できるが、2歳になったばかりの頃は、本人が創造するのはまだ難しいので、おとながヒントを与えたりリードしてやる必要がある。

 

 おとなの柔軟な発想が求められるところではないだろうか。

 

 

感想・ご相談

info@seikyoken.org

 

参考図書

『ママ、パパおしえて!』 (子どもの未来社 税込/1,365円)

 

『写真集 交尾』

〔子どもの未来社 税込/ 3360円〕

『性ってなに?』(新日本出版社 税込/1,470円)

 

『せっくすのえほん』

 やまもとなおひで =かんしゅう/みずのつきこ

        (子どもの未来社  税込/1400円)

『おちんちんのえほん』

文=やまもとなおひで 

え=さとうまさこ(ポプラ社 税込/1200円)

『おちんちんの話』

文=山本直英 絵=有田論也 (子どもの未来社 税込/1470円) 

『あかちゃんはどこから』

 ローズマリー・ストーンズ作 

山本 直英訳(ポプラ社 税込/1200円)

 

『おかあさんとみる性の本

全 3 巻 山本 直英監修(童心社 税込/ 1300 円)

『ほんとうに知りたかった カラダのヒ・ミ・ツ』

山本 直英編(講談社 税込/1200 円)

 

『性の絵本』全5巻 (大月書店 税込1冊1300 円)

 

『からだっていいな』

      山本 直英著・片山 健画(童心社 税込/1339円)

『おんなのこって なあに? おとこのこって なあに?』

  ステファニー・ワックスマン著 山本直英訳

          (福音館書店 税込/1000円)