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研究所副所長 岩淵 成子 |
2012.11.3. |
「いい人」を「恋しい人」に |
先日、高校の同窓会があり、一度やってみたかった「普通電車」での帰郷をして来ました。新幹線なら乗り換え無しで2時間足らずで行くところを、3回乗り換えて、待ち時間を入れると6時間近くかかりました。乗車賃だけで済みましたから、1万円強お得になりましたが、通路を挟んでの「お見合い電車」の連続は1回やれば「もう結構」でした。 デイトで乗った電車と同じ路線を走っていても、かつては「ボックス」ばかりだった車内が、今は「お見合い」ばかりに変わり、互いの目を見つめ合い、存在を確かめ合う雰囲気はなくなってしまいました。デイトも情緒が無くなって、互いの関係もドライにならざるを得ないと感じました。 そんな電車のなかでしたが「想い出」は、よみがえりました。 成人後も、なかなか「恋しい人」には、出会いませんでした。 熟年期の今はどうでしょうか。外見よりも「内面」を重視する男(女))に変化しているでしょうか。 「ブスは3日でなれる。美人は3日で飽きる」という言葉も聞いたことがあります。 かつては「この人と・・・」と、思い定めた相手です。何を願って共に暮らし始めたのでしょうか。何が心に響いたのでしょうか。再度確認してみてください。そして、改めて決意してみてはいかがでしょうか。「共に暮らして行こう」と。
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《つづく》 |
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